遺言状―簿記

実は、経理業務は私1人が管理しており、今私が死ぬと会社の経理業務を道連れにしてしまうという重大な問題を抱えています。(あなたの会社は大丈夫でしょうか?)
経理業務のキモは『簿記』と『税法』。まずは、『簿記』について遺言を残しておこうと思います。

※なお先週話した通り、健康診断の結果は至って正常であり、まだ死ぬ予定はない様子。

さて、会社で扱う簿記だが、正確には「複式簿記」という名称のついている方法を使います。
言葉の意味や、正しい知識を得る場合はググって頂ければと。

会社の経理業務における複式簿記の最終目標は、決算書(損益計算書+貸借対照表)を作ること、と言って過言はないでしょう。
決算書が読める人でも、決算書がどういう過程を経てできあがっているのか、つまりは複式簿記(特に仕訳)を知らない人が多いことを聞いたことがあります。
(個人的には、複式簿記を知らない人が決算書を読めるとは思えませんが・・・)

逆に、複式簿記を分かっている人は、決算書が読める人です。
(これは絶対間違いなし)

複式簿記の実態は、1年間の「おこづかい帳」をちょっと面倒臭くつけるだけの話。
昔、「おこづかい帳」を1カ月まじめに付けたことがある人なら、絶対できます。

私が証明です((C)中島社長)。

そもそも、「簿記」とは、「収支」と「財産」の取引を記録したり管理するための方法。
「おこづかい帳」も簿記の一種で、「単純簿記」という立派な名称がついています。

子供のころはまだ純粋(?)で、「財産」と言えば「現金」しかなく、おこずかいをもらって(「収益」)、
駄菓子屋(最近はコンビニか)へ行って無駄なおもちゃを買ってしまう(「費用」)しまうだけでした。
このぐらいであれば、自分の財力を管理するのは、おこづかい帳で十分です。

ところが、大人になると腹黒くなって(??)、本やゲームソフト、パソコンや車や株、果ては土地や家を買うようになり、万が一の時に売ればお金になる「資産」を持つようになります。
それと同時に、クレジットカードで買い物してリボ払いしたり、ローンを組んだり、果ては銀行やサラ金で借金するようになり、返さなければいけない「負債」も持つようになります。
こうなると、おこづかい帳だけでは「財産(資産+負債)」を管理しきれなくなり、自分が今どれだけの財力があるのか分からなくなります。

おこずかい帳は「現金」と「収支」しか扱えませんから、いくら借金してもおこずかい帳だけでは分からないでしょう・・・?

会社に至ってはさらに複雑になり、実際に働いても1カ月以上後に入金されたり(売掛金のこと)、「ほふり」のおかげで実物の無い株とかいうものを売って現金をもらい(「資本金」のこと)、
後で配当金を請求されたりもします。

嗚呼、本当に腹黒い(!)。

複式簿記では、「収支(収益、損失)」と「現金」以外の「借金」や「貸金」に相当する「財産」を複数同時に扱うことができ、財政状態をより正確に把握することができます。
この世知辛い社会の荒波で会社経営を行うためには必須アイテムです。そして、簿記を行わないと決算書を作ることができず、銀行からお金を借りることができなかったり、
株主に配当を出せなかったり、税務署員か会社に押し掛けてくることになります。

『簿記』のあらましについて、ご理解頂けたでしょうか?
次週は、『複式簿記の実態は、1年間の「おこづかい帳」をちょっと面倒臭くつけるだけの話』の詳しい話をします。

<おさらい>
簿記………「収支」と「財産」について、記録したり管理するための方法。一般的には「複式簿記」と同義。おこずかい帳に毛が生えたもの。
単純簿記…「収支」と「財産」中の一つについて、記録したり管理するための方法。
複式簿記…「収支」と「財産」について、記録したり管理するための方法。

ゴルフ…とりあえず、100を切ること。

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