今週のキャリッジさん

とある銀座の零細システム会社の社員ブログ

株式会社設立の決意 1

12月 7th, 2009

こんばんは、キャリッジさんです。

さて、前回「彼のサラリーマン時代から独立に至るまでの実践してきた事を書こうと思う」と書いたが、キャリッジさんのフィルタをいれずに株式会社設立の決意について直接彼にヒアリングしてみようと思う。


キャリッジさん

強い意志や思い切りが成功に結びつくとあります。独立しようとしたキッカケは何ですか?

私の所属していた会社はIT系の中小企業でいわゆる客先常駐型人月ビジネスでした。
要はシステムの開発をお客さんの作業場所で行うというものです。
売り物はその人が持っている技術力だけという、大工さんのようなビジネスです。
かといってお客様の所に常駐してしまうため十分な教育が受けられるわけでもない。今はずいぶん良くなってきましたがIT業界は産業としては未成熟でそんなビジネスがまかり通っていたんですよ。

自分で勉強して、自分で解決して、何とかお客様を満足させなくてはとがむしゃらになった時期もありましたね。
おかげさまで、お客様の信頼を得て営業を通さなくても仕事を発注してもらえる様になりましたが。

で気づいちゃったんです。
自分は社員なんだろうか。会社ってなんなんだろうかと。

独立を意識した最初の頃はこんな感じでした。

この時のお客様との関係が結局会社設立後も続き、ずいぶん助けてもらいましたよ。


キャリッジさん

何をビジネスにするのか自分の強みを分析するとあります。強みは何ですか?

強みというか状況というか、起業につながったポイントは次のものだと思っています。

1) 尊敬している人がおりその人の助言を得られた
2) 見込み客がいた
3) サラリーマン時代に色々な業種のシステム開発に携わった
4) 管理職(プロジェクトマネジャ)を経験していた
5) 仲間がいた。

1)ですが、ある別の大きな会社の先輩がとても面倒を見てくださり、その人のようになりたいと心酔した時期がありました。その影響で何か問題に直面したときに、その人ならどうするだろうと問題を客観視する癖が付いており、それがよかったと考えています。
2)は先ほどお話したとおり、サラリーマン時代のお客様との関係は重要ですね。
3)は2)に絡むのですが、お客様が色々やらせて下さいましたね。会社の上司もいろいろな案件を紹介してくれました。やっぱ信頼って大事ですよ。
4)はチームビルディングやリソースマネジメント、ネゴシエーションなどプロジェクト運営にかかる教育を受けた上で実際に20人規模のプロジェクトと持った経験がそのまま会社運営へ引き継がれていますね。SDIやPOMSといったツールもこのときに学び、会社経営の根幹になっていますよ。
5)は独立を決めたときに一緒にやってもいいよといってくれた人がいたんですよ。しかも自分より優秀な人が3人も。
見込みのお客さんがいて、一緒に会社をやってくれる人がいたらとにかく2年は食っていけるなと思いましたね。
色々思い返すと、運が良かったですね。この運は多分信頼関係から来ている気がします。

プロジェクトマネジャーはスーパーマンか?
日本語版POMS(ポムス)Profile of Mood States

キャリッジさん

円満退社が事業反映の必須条件とあります。どのように円満退社しましたか?

あまり円満ではありませんでしたねw。
ある炎上プロジェクトの建て直しに行った時に、失敗の原因を分析して残し次につなげましょうと提案したら、とにかく今を何とかしろと断られたんですよ。
徹夜やビジネスホテルに泊まったりして年末年始もないプロジェクトです。社員の心や体がヘロヘロになっていく中、経営者が本気になってない。
使い捨てか?こんなことを繰り返す気か?と疑心暗鬼になりましたね。
決定的だったのが会社が売られてしまったこと。
今考えれば経営者としては大きな資本に付くことで社員を守れると考えた結果だと思いますが、若気の至りもあって子供が生まれるというのに次の会社も決めないで退職願を出しましたよw。
折角頑張って店頭公開までしたのに子会社になるのも何だかと思いましたね。退職願そのものは至極一般的なものを書いて、直接の上司に渡しました。その後取締役と面会し退職の意思が変わらないことを確認して4年11ヶ月のサラリーマンサラリーマン生活に別れを告げました。

ただ、労働保険に5年以上入っていると独立したときに給付金がもらえる場合があるので、独立するならば5年は勤めた方がいいですよ(^_^)


キャリッジさん

事業のコンセプトをしっかりと固めるとあります。独立する際に事業コンセプトなどはあったのですか?先ほどの話ですと勢いで会社を出られたようですが、、、

コンセプトはありましたよ。
新しくコンセプトというよりはサラリーマンという立場上できなかったことをやるといったといったものです。
なのでモデルそのものは前の会社とまったく同じものです。
やりたかったことというのは、

  1. 中間コストの大幅な削減
  2. 経営機能の分散
  3. 独自のツール群確立
  4. 一人でも生きていける社員
  5. 資金調達

です。これらを5、6人で試行錯誤しながらやって、安定したベースを作ってから新しいことをはじめたいなと考えていました。金のないサラリーマンだったので、5) 資金調達からはじめることになりましたがw


キャリッジさん

次回これらのコンセプトについて詳しく聞かせてもらえますか。

長くなりますがお役に立てる情報もあるかと思います。ぜひお願いします。

【今日のポイント】

  1. がむしゃらになった時期
  2. 営業を通さなくても仕事を発注してもらえる
  3. 問題を客観視する癖
  4. SDIとPOMS
  5. 見込みのお客さん
  6. 2年は食っていける
  7. 5つのコンセプト

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One Response to “株式会社設立の決意 1”

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